【五等分の花嫁95話感想】 語り、選んだ一花の道! 卒業へと向けて、また一つ季節が移り変わっていく!

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(五等分の花嫁95話:『分枝の時②』より)

 

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 今週の『五等分の花嫁』、読了しました。

 今回のお話は…率直に言いますと、とにかく駆け抜けたお話(←日本語でおk?)だったなぁ…といった印象です。

 無論、いつも通り五つ子ちゃんたちの可愛いらしさ全開で、皆さんご存知の通り、非常に“喜ばしいこと”もあったりしたのですが、やはり展開の速さは禁じ得ないように思えました。

 ストーリー構成に大きく問題があるとは思いませんが、今後の展開に向けて、ねぎ先生がどんなビジョンを思い描いているのかは気になるところです。

 …まあ、五つ子ちゃんと風太郎が笑っていられる世界がそこに広がっているだけで、私としては満足してしまえるのですけれどね!

 

 若干話が横道に逸れてしまったような気がしますが…ともあれ、今週ものんびり感想を綴っていこうと思います。

 

 

 ①それぞれの思い

 

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 冒頭では、一花の出ているCMを見る二乃と五月の姿が描かれました。

 相も変わらず「優等生」のセリフを口にする五月ですが、『一花を応援したい気持ちは本当』とのこと。

 口調などを含め、母親の代わりを演じるという“在り方”が懸念とされる五月ですが、こうしたやり取りを見ている限り、我々が思っているよりも彼女はちゃんと前に進んでいるのかもしれません。

 よくよく考えなくとも、『先生になりたい』という彼女の夢も、零奈さんへの憧れはあれど、他ならぬ“五月自身の意思”によって形作られたものです。

 下田さんとの出会いや、彼女からの指摘が、やはり現在の五月にも大きく影響を与えてくれているのですね。

 

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 であればこそ、いよいよ『零奈』を介さない“真”の五月を目の当たりにできる日の到来が近づきつつあるように思えます。

 個人的な話で申し訳ありませんが、実は『零奈』時の五月は結構好きだったりするので、今後も楽しみに待ちたいところです!

 


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 さて、場面は変わって、風太郎と三玖の対話へ。

 三玖の勧めたバイト先は、彼女の勤める『こむぎや』だったようですね。

 あの三玖が風太郎にパン作りを“教える”というのが、なんとも感慨深いように思えました。

 店長さんが号泣するのにも納得です(笑)


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 そんな中での、三玖のこの問い。

 当然我々は既にこの答えを知っているわけですが、それを“三玖に話した”というのは、なかなかに大きなポイントである気がします。

 “内容も内容”でしたし、風太郎自身、直接伝えることなく事を遂行しようとしていましたしね。

 もちろん紆余曲折あったのでしょうが、それを話せるだけ、風太郎の中で三玖が大きな存在となっているような印象を受けました。

 プール回の時といい、三玖のヒロイン力が確実に上がりつつある現状に、サッチソさんは常に戦慄を覚えてますよ。。。

 

 

 場面はさらに変わり、舞台は一花と四葉ちゃんのいる公園へ。

 

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 具体的にどんな話をしたのかは分かりませんが…この様子からは、あくまで確認を取った程度に見えます。

(というか、一花さん…写真は……?)

 何かと疑問があるところではありますが、一花が四葉ちゃんと話に来た目的はただ一つ。


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 ふむ…。

 現時点で一花が四葉ちゃんの気持ちに気付いているのは間違いないとは思うのですが…彼女は一体いつ頃から気付いたのでしょうか?

 個人的には、修学旅行後からの期間で、現在の四葉ちゃんと似た立ち位置を経験したからこそ気付いていくことができたのかなー、なんて妄想を働かせているところです。

 いずれにしても、


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 このシーンの対比がめちゃくちゃアツかった!!

 予想通りの展開ではありましたが、着々と四葉ちゃんの“解放”への布石が打たれていく様子は、なんとも胸が熱くなるではありませんか!

 四葉ちゃんの『やりたいこと』…それは当然、未だ明確になっていない彼女の進路にも大きく関わってくる筈…!!

 すぐさま何か行動を起こす──なんてことはやっぱり難しいのでしょうが、今回の一花の言葉が、四葉ちゃんの心に何かしらの影響を与えたことは間違いありません。

 いくら時間が掛かってもいい。

 六人で過ごすかけがえのない時間の中で、少しずつ自分を受け入れていって、『やりたいこと』を見つけ出して欲しいですね!

 その上で、六年前のことや、自分の気持ち…その全部を、“自分の意思”で打ち明けられる日が来てくれることを、私サッチソは心から願っています!

 

 

 ②夏の終わりと一花の選択

 

 さて、いよいよ夏も終わりです。


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 誰が何と言おうと、終わりです。

 展開的に特に問題があるは思いませんが、やはり物足りなさを感じてしまうのもまた事実。

 個人的には、おまけ漫画やドラマCD、OVAなんかでこの間の出来事が語られて欲しいなぁとか思ってます(切実)。

 というか、ねぎ先生本当にお願いします!!!!

 

 と、そんな願望は一先ず置いておいて。


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 一花の退学を阻止するために、彼女のもとへ訪れる風太郎たち。

 久々に登場の社長からも諦めるよう諭されるわけですが、風太郎も当然それは織り込み済みで、再度交渉に挑みます。

 今回の彼のアプローチは、『自主映画』の撮影に一花を起用すること。


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 状況的に考えて、前回の「金足りねぇ」のワケは、これにあったと見て間違いないのだと思われます。

 正直、若干の違和感はありますが…それに関しては今回はスルーしていきましょう。

 

 交渉の中、風太郎は自分がここまでする理由を語っていきます。

 「5人揃って笑顔で卒業 それができなきゃ俺が納得いかねぇんだよ」と。

 けれど、そんなもの所詮は建前でしかありません。


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(三玖さん、ナイス…!!)

 

 真に風太郎を動かしていたのは、家庭教師を続ける理由を作ってくれた一花への感謝と、恩返しの気持ち。

 そして──


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 他ならぬ五人と、『青春をエンジョイ』したいから…!!

 これが、前回の交渉では伝えられなかった、風太郎の本心。

 『お前が必要なんだ』という、真っ直ぐな思い。

 ……。…………。

 

 いや、熱スギィィィィッ!!!!(失礼、少し興奮してしまいました)

 

 大変お見苦しい様子を見せてしまいましたが、読んだ当初の私の心境は、実際にこの通りでした(笑)

 どうすれば一花が救われるのかと、頭を悩ませながらこの一週間過ごしていましたが…答えはいたってシンプルだったのですね。

 心の底から“好きな人”が、自分と居たいと言ってくれる。

 その言葉が一花にとってどれほど嬉しいもので、救いをもたらしてくれるのか……想像するだけで、思わず目頭が熱くなってしまいました。

 

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 風太郎と出会い、『恋』をしたからこそ、女優として成功した現在がある。

 知っての通り、良いことばかりではなく、愛する姉妹たちや、風太郎にもたくさんの迷惑をかけてしまいました。

 けれど、いつか風太郎が言っていたように、失敗の経験は、必ず糧となってくれます。

 そうした経験をしっかりと生かしつつ、これから先も一花には、女優として…五つ子の長女として…一人の女性として、もっともっと成長を続けて欲しいところです!!


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 久々に見せてくれた心からの笑顔も最高でしたよ!!

 

 

 ③そして、季節は移り変わる。

 

 交渉の末に、一花は休学が決定。

 九月に入って、いよいよ出発の時が訪れます。


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 大好きだから、離れたくない。

 大好きだから、心から応援したい。

 二乃のそうした思いが滲み出ているこのシーンは、非常に胸が打たれる一幕でした。

 二乃が最後にああいった言葉を口にできたのは、他ならぬ彼女自身の『変化』の表れです。

 彼女も一花と同様、魅力的な女性としてまた一つ成長していくんだなと、はっきりと予感させられることとなりました。


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 大学受験や、風太郎を取り巻く恋愛事情…まだまだ懸念は尽きませんが、モノローグの通り、卒業までのカウントダウンは既に始まっています。

 それぞれが分枝を迎える中で、今後間違いなく姉妹たちが一時の別れを経験する瞬間は訪れるのでしょう。

 しかし、そうした時こそ、今度は全員が笑って互いを応援し合えるような別れであればいいなと、しみじみと思います。

 やばい、想像してたら泣けてきた…。。。

 

 …なんだかとてもグダグタになってしまいましたが、そろそろ本稿の締めくくりに入っていこうと思います。

 

 

 ◎まとめ

 

 はてさて、今週の感想を一言でまとめますと…


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 兎にも角にも、一花が最高すぎるって話です!

 

 彼女の戦線復帰に関しては、これまでも信じて疑ってきませんでしたが、現在の展開に至るまでの過程もあってか、その感慨深さは凄まじいものがあります。

 しかも何ですか、本編ラストでのあの様子は。

 おそらく、暫くは好意を明確にはせず、随所で自分を意識させていくという、彼女らしい小悪魔的な戦略を立てているのでしょうが…今後は『からかい上手の一花さん』とでも呼べばよいのでしょうか?

 またまた風太郎の新たな一面を見ることができそうでもありますし、控えめに言って最高です。

 

 まあ、何はともあれ、来週以降の一花の動きには要注目ですね!  

 

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 令和最初の夏を、ぜひとも『忘れられない夏』にしてもらいましょう!!