【五等分の花嫁99話感想】遂に幕開けた学園祭!! 果たして、風太郎の導き出す『答え』とは…!!

 

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(五等分の花嫁99話:『日の出祭 初日』より)

 

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 今週の五等分の花嫁、読了しました。

 目まぐるしい場面転換が続いた末に、ようやく一息吐けた場面にて、狙い澄ましたかのように目に飛び込んできた“例のシーン”──。

 私サッチソにとってその衝撃は凄まじく、正直なところ、こうして文字を打っている今現在でも、心臓がバクバク言っております(笑)

 

 先週話でもそれとなく触れられていた、風太郎が出すことになる『答え』。 皆さん既にご存知の通り、今週話は、その輪郭たる部分が露わになった回でした。

 そうなると、やはりこの学園祭編こそが、風太郎と『未来の花嫁』にとって、特大のターニングポイントとなってくれるのではないか…という期待が芽生えてくるというものです。

 

 不穏さ全開の幕引きのおかげで、何かと複雑な感情は拭いきれないところではありますが、ひとまずは風太郎の気持ちについても前進があったことを喜びつつ、今週ものんびり感想を綴っていこうと思います。

 

 

 ①『日の出祭 初日』

 

 さて、本編。

 今週話は、全体を通して、風太郎たちが慌ただしく動く様子が描かれていました。

 せっかくなので、風太郎や姉妹たちそれぞれの活躍(奮闘)などを振り返りつつ、色々と言及していきたいと思います。

 

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 まずは二乃。

 冒頭から、オープニングアクトに参加する彼女の姿が描かれました。

 「なんで私がこんな目に!」、なんて文句を垂れながらも、我々読者の心共々、見事に会場を沸かせてくれましたね。

 しかも、これがきっかけで二乃の校内人気は急上昇!!

 キャンプファイヤーの一件から考えて、これまでの二乃は、本来の魅力を発揮する機会に恵まれないまま学校生活を送っていたのでしょうから、これは良いきっかけになってくれたのではないかと思います。

 

 ただ、多くの人が彼女の魅力に気付きつつあることを嬉しく思える一方で、少しだけ“雲行きが怪しくなってきた”ような感じもあったのもまた事実。

 それに関しては、後ほど詳しく考えていきたいと思います。

 

 

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 次は、パンケーキの調理担当として活躍を見せる三玖。

 クラスメイトに作り方を教えたり、途中でやって来たらいはも『うま うま』と満足げな表情を見せていたりなど、かつての料理下手な三玖の面影はどこにもありません。

 無論、美味しく作ることができるのは、まだパン系の料理に限った話であるのかもしれませんが、それだけでも、我々読者の心に感慨深さをもたらすには充分です。

 出店の営業は二日目、三日目とまだまだ続くのでしょうし、来週以降の三玖の活躍には期待したいですね。

 どうか、無事平穏に終わってくれることを願うばかりです。

 


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 今度は、我らが大天使・四葉ちゃん。

 学級長としての仕事をこなすほか、演劇部の公演のお手伝いなどでもしっかりと活躍をしてくれたそうで、何だが私まで誇らしく思えてきましたよ…!!(病気かな?)

 何かと不安はありましたが、『七つのさよなら』の時のように、一人で抱え込んでいる様子もなく、初日に関しては一安心。

 …と、言いたいところですが、やはり“例の件”については気にかかるところ。

 これに関しても、また後述していきましょう。

 


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 姉妹ラストは五月です。

 学園祭を返上して、自習に励む彼女。(今回座っていた席が、初めて出会った時に風太郎が座っていたと思しき席だったのがなんとも…)

 焼きそば、からあげ、といった食べ物の単語を耳にして集中を掻き乱される姿は、非常に愛らしいものがありました。

 思わず、「我慢しなくていいんだよ?」と口を衝いてしまいそうになりましたよ(笑)

 『先生になる』という大きな目標を掲げる五月にとって、今は勉強が最優先事項であることは重々承知の上ですが、せっかくの機会なので、彼女にもちゃんと学園祭を楽しんで欲しいというのが、私の本音です。

 それに関しては、おそらく“どこかの誰か”も同じ気持ちの筈ですので、二日目以降、五月が連れ出されるような展開を見られたらいいなと思います。

 


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 それではいよいよ、皆さんお待ちかねの風太郎の番です。

 率直な感想から言いますと……いやもう、凄まじい働きっぷりでしたね(汗)

 特に、体力や人との関わりなど、勉学に励む上で、これまで自身が切り捨ててきたものたちと真正面から向き合う彼の姿が描かれた点は、なんとも印象的でした。

 相当無理をしていたのは、もはや言うまでもありませんし、実際に倒れかける描写まであったわけですが、今回、そうまでして彼が動き続けることができたワケ……

 

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 それはきっと、五人に自分の『覚悟』を伝えるという、気概があったからこそなのですよね。

 

 風太郎が吐露していたように、彼は五つ子みんなが好きで、六人で過ごす時間が好きで…いつまでもこの関係でいたいと思う気持ちがある。

 それは紛れもない本心なのでしょう。

 

 でも、たった今、自分の“答え”を求めている子(特に三玖)たちがいて……何より、他でもない風太郎自身が、その胸の内に潜む、確かな“恋心”を自覚しつつある。

 

 きっとだからこそ、いつか四葉ちゃんに語っていたように、『決めなければならない時』がやって来たとして、今回『覚悟』を伝えるに至ったのではないか──というのが、この一連のやりとりにおける、私なりの解釈です。

 

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(誰も選ばないというのなら、『このままの関係でいたい』という言葉そのものが“答え”であった筈なので、やはり風太郎の想いは、現時点で既にたった一人に向けていると考えるのが妥当であるように感じました)

 

 風太郎自身の気持ちの整理のために、学園祭の最終日までは答えを出さない、ということで今回はひとまずの決着を見せたわけですが、果たして学園祭編はどんな顛末を迎えるのか…。

 今から気になって仕方がありません!

 風太郎の気持ちに関しては、これまでのお話の中でも充分にヒントが隠されていそうでもありますし、それらを探すことも含めて、また一つ、来週までの楽しみが増えたのではないでしょうか!!

 

 

 ②終わらない初日

 

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 さて、本稿冒頭でも言及しましたが、今週話は不穏さ全開の幕引きでした。

 『初日は無事に終わりなんてしなかった』といった点から、“問題”は既に発生していることが予想されるわけですが、果たしてそれはどのようなものなのか。

 想定される問題や、個人的に気になったポイントなどについて、いくらか言及していこうと思います。

 

 

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 一つ目は、たこ焼きの屋台にて、紙片の放置が原因のトラブルが発生している(た)のではないか、というもの。

 今回の風太郎は、忙しさのあまり屋台を見てやることが出来なかったため、風太郎の与り知らぬところで発生するトラブルとしては、妥当であるように思えます。

 

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 二つ目はもちろん、演劇のこと。

 単純に考えて、この場面では、四葉ちゃんが二日目の公演に出るように頼まれ、やむなく了承した…という事態が予想されます。

 が、一つ目のトラブル(仮)が発覚すれば、当然学級長たる四葉ちゃんは対応に追われる筈ですし、そういった点などが絡み合って、また一波乱あるのではないかと、個人的には考えています。

 

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 三つ目は、二乃の知名度上昇と、広場にいたという二乃(偽)について。

 二乃(偽)に関しては、単に一花が、正体がバレないよう、二乃の変装をして学祭に参加していた…程度に考えております。こちらに関しては、一花個人が迷惑を被ることはあれど、特にトラブルの種にはならないのかなと。

 しかし、その一方で、二乃の知名度上昇に関しては、トラブルの種となり得るのではないかと思います。

 というのも、二乃の行動がかなり制限されるようになった可能性が出てきたからです。

 これにより、一つ目として想定したようなトラブルに対応するために二乃が動こうとしても、身動きが取れない、といった状態に陥るかもしれません。

 個人的には、そういった事態は起こりつつも、マルオの助けによって収束する…といった展開を見たいところですけれど。

 果たして二乃人気の上昇は、本編の展開にどんな影響を及ぼすのか…。気になるところです。

 

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 四つ目は、謎のおじさんについて。

 普段の私ならばあっさりスルーしていたところなのですが、この人物の進む先に食堂があったといった点がなんとも意味深に思え、こうして注目し、言及することにしました。

 風太郎が考えているように、この時点で集合時間まで残り五分。

 この時既に動き出していてもおかしくない(自習の続きは教室でもできる)はずの五月が集合に遅れていたという事実を踏まえると、食堂にて“何か”があった可能性があります。

 (「ずっと我慢していた」という発言から、食べ物を買っていたというわけではない)

 

 そして、その“何か”として考え得るのは、当然この人物との接触です。

 この人物が何者なのかについては、妄想の域を超えることはありませんが、例の“有名講師”たる可能性はゼロではないかもしれません。

 

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 事実は不明ですが、五月のこの意味深な発言も、彼との接触が何かしらの影響を受けてのものなのではないかと、ひっそりと妄想を働かせております。

 謎のおじさんの正体が語られることはあるのか…また、一人自習に励む五月が、学園祭を楽しみ、その心持ち(=風太郎への気持ち)にも変化が表れることがあるのか…来週以降の展開に大きく期待したいですね!

 

 

 そういったところで、そろそろ今週の総括に入っていこうと思います。

 

 

 ◎まとめ

 

 はてさて、今週の感想を一言でまとめますと…

 

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 風太郎の『答え』がめちゃくちゃ気になるって話です!

 当ブログとしては、風太郎が既に一人に想いを寄せているという解釈で感想を綴ってきたわけですが、その一人とは一体誰なのか。

 

 もちろん、私個人の感情としては、それが推しである四葉ちゃんであって欲しいという気持ちはあります。

 しかし、実際のところ、私が何よりも望んでいるのは、風太郎の『答え』、もといその先に待ち受けている展開が、心の底から『面白い』と思えるようなものであることです。

 勝手にハードルを上げてしまっている自覚はありますが、ねぎ先生ならばきっと、そんなものはあっさり超えてくれると信じております!!

 

 次回は連載100回目といったところで、何かしらのサプライズも用意されていそうでもありますし、そうした部分も楽しみにしつつ、また一週間、首を長くして待ちたいと思います。