【五等分の花嫁96話感想】遂に始まる“最後”の行事! 進み続ける日常の中で、四葉の心も動き出す!?

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(五等分の花嫁96話:『進み続ける日常』より)

 

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 今週の五等分の花嫁、読了しました。

 今回のお話では、学園祭に向けての準備が進んでいく中で、“最後”や“受験”といったワードが否が応にも目に留まるように描かれていましたね。

 これまでも何かと示唆されていましたが、先週までのストーリー展開ではっきりと認識させられたように、風太郎と五つ子ちゃんたちが高校で共に過ごせる時間は、そう多く残されているわけではありません。

 

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 なればこそ、ここからの展開はより一層目が離せない、まさしく『正念場』になりそうです。

 高校“最後”の学園祭を迎える中で、彼ら彼女らはどんな経験し、一体何を思うことになるのか…。

 そういった部分にもしっかりと目を向けつつ、今週ものんびり感想を綴っていこうと思います。

 

 

 ①学園祭へ向けて

 

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 まずは冒頭。

 学校へ向かう姉妹の背中を見届ける一花の様子が描かれるとともに、学園祭が執り行われることが明らかになりました。

 一花の休学期間は、九月の長期ロケが終わるまでと考えていいのでしょうが……今後しばらくは彼女の制服姿を拝むことができそうもないのは、やはり寂しいものがありますね。

 その代わりといっては何ですけれど、学園祭の方にもちゃんと顔を出して、また風太郎をからかう姿が見せて欲しいところです。

 ビバ、からかい上手の一花さん!

 

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 そして、肝心の学園祭はというと、まさかの三日間開催であったことが発覚。

 正直、これはなかなかにアツい展開が続くことが期待できるのではないでしょうか…!!

 ラブコメ作品において、学園祭というイベントがかなりの重大イベントであることは言わずもがな。

 どこぞのか◯や様たちが大人キッスにまで至ったように、風太郎の恋愛事情にも大きな変化が訪れてくれることに大きく期待したいところです!

 

 

 ②それぞれの懸念

 

 さて、そんなドッキドキの学園祭が刻一刻と迫る中、思い悩む少女たちが若干名。

 その一人は、我らが大天使・四葉ちゃん。

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 本編では、学級長の仕事で風太郎を呼びに来たところで、教室で一人机に向かう彼の横顔に見惚れるシーンが描かれました。

 ……。………。

 

 いや、可愛すぎかっ!!!!!!!

 

 もう一度言います。

 

 可愛すぎかっ!!!!!!!


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 一方で、風太郎の前から逃げるように立ち去り、必死に鼓動を抑えようとするその姿は、読んでいて思わず胸が締め付けられるところでもありました。

 『今になって』鼓動が疼き出したワケ──それはもはや言うまでもなく、一花の言葉に強く心を揺さぶられたからなのですよね。

 

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 であればこそ、今回の様子から見ても、(将来のことは一先ず置いておいて)今の四葉ちゃんの『やりたいこと』に、風太郎という存在が大きく関わっていることは明白。

 個人的には、それが過去の出来事や、自らの想いを含めて、『全部を打ち明けること(=再び“風太郎君”と呼ぶこと)』であって欲しいなと思っています。

 逃げてしまったのも、彼の邪魔をしたくないといった思い以上に、“全部”が溢れてしまいそうになってしまっていたからだと考えると、腑に落ちる点もありますしね…。

 

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 いずれにしても、“最後”の学校行事に向けて、風太郎のやる気は十分。


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 そんな彼から頼りにされた(=必要だと言ってもらえた)といったところで、また一つ、四葉ちゃんの心は救われた筈です!

 クラスメイトたちから続々と頼りにされている姿を見ていると、『お前はもう必要とされている人になれてるよ』と、風太郎の口からそれを伝えられる“いつか”の訪れを想像してしまい、思わず胸が熱くなってしまいますよ…!!

 

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 前々回のブランコの比喩でもあったように、彼女の『枷』は確実に壊れかかってきています。

 今後紡がれていく学園祭のストーリーの中で、できれば四葉ちゃんの“将来”に関しても何か進展があることを願いつつ、みんなには精一杯学園祭を楽しんで欲しいなと思います!!

 

 そして、その“みんな”の中には、当然この子も含まれています。

 

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 今回の描写を見ていると、学園祭編は、五月の“進路”に関してもフォーカスされていきそうな印象を受けますよね。

 

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(一学期の模試の結果は、D判定)

 

 もともとの成績を鑑みるに、これでもかなり健闘している方だとは思いますが…これまで熱心に勉強に取り組んできた五月からしてみれば、当然のことながら焦燥を禁じ得ない結果なわけで。

 大好きな食べ物のお話にも特に反応を示さなかったり、相当に思い詰めていることが窺えます。

 

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 勉強で苦悩を味わうのは決して初めての経験ではないけれど、かの学期末試験や全国模試を通じて培った自信を挫かれたショックは、やはり簡単に隠しきれるものではありません。

 個人的には、『風太郎に教えを乞うていてなおこの結果だったこと』が、五月にとって心傷の大部分を占めている可能性もゼロではないのかなぁとも考えております。

 もしもそうだとすると、「このままじゃ上杉君に申し訳が立たない」といった思いに駆られて、今後かなりの無理をしてしまうような、そんな展開が織り成されるかもしれません。

(冒頭の眠そうな描写は、その予兆…?)

 

 たとえどうあったとしても、やっぱり風太郎の言う『最高の学園祭』は、五月の笑顔があってこそなのでしょうし…彼には一刻も早く彼女の屈託に気付き、解放してあげて欲しいところ。

 

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 また、そうした時こそ、いよいよ五月が風太郎への恋心を自覚する時なのではないかと、日々妄想を膨らませております。

 今回の五月の様子からは何かと不安が窺えますが、その一方で、確実に彼女の“覚醒”が近づいている気がしますよね!

 彼女の今後の動向を含めて、また来週以降の展開が見逃せないものとなったように思います!

 


 そういったところで、そろそろ今週の総括に入っていきましょう。

 

 

 ◎まとめ

 

 はてさて、今週の感想をざっくりまとめますと…

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 文化祭当日がめちゃんこ楽しみって話です!


 本稿では、四葉ちゃんと五月について特に注目して感想を綴ってきましたが、本編の方はまだまだ注目すべき部分はあります。

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 この時の二乃が思い浮かべている相手は当然マルオなのでしょうし、

 

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 本編ラストは、何やら不穏な空気が漂う引きでありました。

(三玖二乃の描写に関しては、パンケーキ派、たこ焼き派で一悶着あるのかもしれませんね)

 

 まぁいずれにせよ、冒頭でも記したように、ここから先の展開が『正念場』となるのは間違いありません。

 四葉ちゃんと五月の屈託や、風太郎の恋愛事情はさることながら、個人的には、マルオの心の内や上杉家関連などにも何かしらの掘り下げがあって欲しいところです。

 来週からいきなり学園祭編がスタートするのか、はたまた、まだ準備期間の回が描かれるのかは分かりませんが、そういった部分にも期待を寄せつつ、また次の更新を待ちたいと思います!

 

 ねぎ先生、どうか私たちに最高の夏をください!!